模範的なリバーブってなあ基本的に初期反射音と残響音でできてんじゃん
でも初期反射音って下手に使うとボーカルの定位がボケる原因になるんだよな
要はマルチタップディレイなわけだし
楽器類だと別にそれでいい場合も多いんだけどな
あの初期反射って考え方はどこら辺の機材が最初なんだろうな
ボーカルにかけるディレイで最近気にするようになったのは残響音のテール
これが小さくなるほど粘るような対数的なカーブを描いてるのがいいなあと、
そう思うようになりまして
なので願いの標本あたりはSIR1を多用してました
http://www.knufinke.de/sir/index.php
具体的にはSIRにできるだけ長めのIRサンプルをぶちこんで、
envelopeスライダーを100にするだけ
するとあら不思議、直線的だったIRが粘りのある綺麗なカーブを
でもSIRで使えるIRサンプルってまあさすがにタダだけあっていい感じのサンプル探すの大変なんだよな
手持ちのリバーブからIRを書き出すんでもいいんだけど、
やっぱり曲にあったエディットができたほうが何かと便利
ってことで最近はリバーブとディレイを同時にかけるってことをやってます
幾星霜でボーカルにかけてるリバーブは基本的にUADのEMT140
いわゆるプレートリバーブのシミュレータ
これだけでそんじょそこらのプレートプリセットじゃ出せないいい具合の音になるんだけど、
これの前後にフィードバックそこそこ長めのディレイを薄くかけてます
そうすっと綺麗なカーブではないんだろうけど、テールに粘りのある音が作れます
当然、リバーブはやや短めにすることになります
目安はプラグインのメーカーのデモ音源にあるようなさっと消えるくらいの長さ
これをディレイで粘りを調節してやるような流れ
リバーブはできるだけ密度のあるヤツを、
ディレイはフリーのANALOGIC DELAY(オレンジ色のアレ)をハイカットはデフォルトで、
http://www.interruptor.ch/vst_overview.shtml
ローカットは好みでかけてフィードバックはしつこくない程度に
そんな感じです
あと、リバーブそのものをあんまり深くかけません
ソロだとよく聞こえるけどオケ鳴らすとリバーブあるかないかギリわかる程度です
世の中わりとそういうの多いよ
アニソンとかだと歌入りとカラオケが入ってたりするから、
オケ逆位相で当てて声を抜き出してみると勉強になります
いおりんのDIAMONDなんかは後ろで鳴ってるのはテープエコーっぽい音だけだったりします
ポップスにおけるボーカルリバーブってなあくまで壁の音鳴らしてオケと橋渡しする役目であって、
オケと混ざるもんでなきゃいかんと思うのな
ボーカルを肉付けするリバーブが必要な場合は奥行きのリバーブとは別にするべきで、
一個のリバーブで済まそうなんてなどっちの役目も半端になると思うな
同人だと多いんじゃね、そういうの
とりあえずいおりんのMASTER ARTIST2買って勉強しよう
買え
通りすがり 2012年02月01日(水)00時14分 編集・削除
サンレコでも昔、リバーブの後ろにコーラスかけて影つけるとか書いてた人いたような・・・。
ためになります。