通販もやってます
http://shop.melonbooks.co.jp/shop/list/?DA=chgitemtype&G=&F=%E5%85%89%E5%AE%B3%E3%81%AE%E5%A4%9C
あと試聴もクロスフェードになってて、
各曲ともウチのサイトのよりちょい尺が長いです
で、アレだ
ボイシングの話
一曲目の「光害の夜」は前回書いたようにただの1音(全音)下げです
それでどうやってあの音を出すか
まず六弦がレギュラーチューニングでいえば.046以上で、
テンション高めになっていることが条件
テンションがゆるいとどうしてもPUが下を拾ってくれないので
そんで歪みもできればいわゆるディストーションペダル的な音じゃなくてアンシミュとか、
もしくはガヴァナーとかみたいな張りのある音のほうがいいです
まあ今時DS-1とかDistortion+とか使う人もそんなに居ないんだろうけど
一応、楽器屋でレギュラーチューニングのParkerとマーシャルのミニアンプで試奏して、
ちゃんとあの音は出たんで
まずCのコードを普通に弾くとこういう押さえ方になるよな
左が開放弦を使ったローコード、右がバレーコード
これを見るとCの場合五弦がルートになってその上に三度やら五度やらを積み上げている
六弦の5フレットまででCの音は存在しないから当然そうなるよな
ルートが一番下に来るのがしっくりくるわけだし
ところがパワーコードだと意外とそうでもない
パワーコードというと「一度」「五度」だけで構成されたコードなわけだけど、
この五度が一度の下に来ることがある
誰でも知ってる曲だとスモークオンザなんとかのリフがある
全部下が五度、上が一度の押さえ方になっている
これを下を一度、上を五度にするとこんな感じになる
音の聞こえ方としては元のスモコンの弾き方だと、
ルートを下に持ってきた場合のこの二つの弾き方に対し中間くらいの重さを感じると思う
この中間くらいの重さってのがキモになる
さっきのCのコードに戻ると、
五弦ルートの下に六弦の五度音が入り込む余地があることがわかるだろうか
まずはCのパワーコードを少しずつ重くしてみる
最後のコードで気付いた人もいるかと思うけど、
これって90年代後半くらいのグランジとかがわりと使ってたんだよな
ヘビメタさんに出てたマーティも割りとこれで弾いてたと思う
これと同じ要領でCのローコードを重くしてみる
ほれ低く、重くなっただろ
メジャートライアドのまま割りと綺麗に重くなったはずだろう
これに暗めのリバーブを深くかけてWET100%にすれば「光害の夜」のあの音になる
ネタを明かしてみればそうたいしたことじゃねえんだよ
ただ、やってみなけりゃ意外に気付かない音ではあるだろ
通りすがり 2011年01月08日(土)18時14分 編集・削除
「綺麗で重い」ってのは言い得て妙ですね
でも確かにメタルの人がシューゲやってるような響きw
弾いてて気持ち良いです